ヒトパピローマウイルスワクチンについて(2021年12月22日追記)

ヒトパピローマウイルス

 ヒトパピローマウイルスは性行為や皮膚の接触により感染し、子宮頸がん、性行為感染症の尖圭コンジローマを発症し、また、中咽頭がんの発生する危険性を高めるウイルスです。本ワクチンを接種することで、それらのリスクを大幅に軽減することができます。

 

●子宮頸がん・・・1年間に1万~1万5千人の女性が発症し、毎年3500人が亡くなる疾患です。

●尖圭コンジローマ・・・1年間に約3万人が発症するといわれる性行為感染症です。20歳代男女での感染が最多です。

●中咽頭がん・・・中咽頭(のど)に発症するがんで、男性に多く、1年間に1800人が発症し、約40%が亡くなる疾患です。

 

ワクチンの種類

 当院ではヒトパピローマウイルスワクチンの4価ワクチン(ガーダシル)と9価ワクチン(シルガード9)の2種類がございます。

 ヒトパピローマウイルスには200種類以上の型があり、4価ワクチン(ガーダシル)はそのうち4つを、9価ワクチンは9つを予防することができます。

 少なく感じると思いますが、4価ワクチン(ガーダシル)に含まれる4つのHPV型で、日本人の子宮頸癌の原因となるHPV型の65.4%を、9価ワクチン(シルガード9)で88.2%をカバーしています。いずれも100%ではありませんが、20歳から子宮がん検診も受けることで子宮頚癌をほぼ撲滅させることが可能です。

 海外では9価ワクチンが主流です。

 

 ワクチンの接種回数はいずれも3回です。途中から4価→9価へと変更することはできませんが、9価の1回目から接種し直すことは可能です。

 

 諸外国では男性への接種も勧められており、2020年12月からは日本でもガーダシルのみ男性の接種が可能となりました。男性の方も接種(自費)をお勧めいたします。男性でシルガード9をご希望の方には接種を行いますが、本ワクチンの副反応のため健康被害が生じても、PMDA(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構)による金銭的補償救済の対象となりません(副作用に対する治療に対しては、通常通りに保険診療をうけることができます)。

 

 ワクチンについての詳細は、VPDホームページをご覧ください。

 

接種年齢・接種料金

 9歳になれば接種可能ですが、2021年3月現在、小学6年生~高校1年生の女子のみ、4価ワクチン(ガーダシル)を公費(無料)でうけることができます。 年齢を過ぎた方や男性も接種を強くお勧めいたしますが、自費負担が必要です。

 9価ワクチン(シルガード9)はまだ公費助成となっておらず、公費になるのは2023~24年頃となるようです。もしそれまでにシルガード9の接種を希望される場合には自費接種(1回税込29000円)で対応致します。

 

 自費の場合

  ガーダシル(税込1回18000円)

  シルガード9(税込1回29000円)

  4価(ガーダシル) 9価(シルガード9)
小学6年生~高校1年生 女子 公費(無料) 自費(29000円)
高校2年生~ 女子 自費(18000円) 自費(29000円)
小学6年生~ 男子 自費(18000円) 無認可-自費(29000円)

(金額は税込、1回あたりの値段です。3回の接種が必要です。)

 

予約

 web予約か電話予約(0852-61-0905)でお願い致します。

 9価ワクチン(シルガード9)は、納入価格が高額ですのでキャンセルはできません。慎重にご検討下さいますようお願い致します。

 

予診表

■ガーダシル(4価)

 公費接種の人(小6~高1女子)は、以下松江市ホームページよりダウンロードしてご使用下さい。院内にもおいてございますが、コロナ対策のため事前にダウンロードした予診票を利用していただきますようお願い致します。

 

 同ホームページ下部から、予診票のダウンロードが可能です。


 任意接種の人は、以下説明文・予診票をダウンロードしてご使用ください。

 

■シルガード9(9価)

 以下の説明文・予診票をダウンロードしてご使用下さい。

 

2021年03月20日