ヒトパピローマウイルスワクチン(子宮頸がんワクチン)について(2023年4月1日~)

ヒトパピローマウイルス

 ヒトパピローマウイルスは性行為や皮膚の接触により感染し、子宮頸がん、性行為感染症の尖圭コンジローマを発症し、また、中咽頭がんの発生する危険性を高めるウイルスです。本ワクチンを接種することで、それらのリスクを大幅に軽減することができます。

 

●子宮頸がん・・・1年間に1万~1万5千人の女性が発症し、毎年3500人が亡くなる疾患です。

●尖圭コンジローマ・・・1年間に約3万人が発症するといわれる性行為感染症です。20歳代男女での感染が最多です。

●中咽頭がん・・・中咽頭(のど)に発症するがんで、男性に多く、1年間に1800人が発症し、約40%が亡くなる疾患です。

 

ワクチンの種類

 当院ではヒトパピローマウイルスワクチンの4価ワクチン(ガーダシル)と9価ワクチン(シルガード9)の2種類がございますが、基本的に9価ワクチンを接種致します。

 ヒトパピローマウイルスには200種類以上の型があり、4価ワクチン(ガーダシル)はそのうち4つを、9価ワクチンは9つを予防することができます。

 少なく感じると思いますが、4価ワクチン(ガーダシル)に含まれる4つのHPV型で、日本人の子宮頸癌の原因となるHPV型の65.4%を、9価ワクチン(シルガード9)で88.2%をカバーしています。いずれも100%ではありませんが、20歳から子宮がん検診も受けることで子宮頚癌をほぼ撲滅させることが可能です。

 海外では9価ワクチンが主流で、日本においても2023年4月1日から9価ワクチン(シルガード9)の公費接種が開始されました

 

 諸外国では男性への接種も勧められており、男性の方もシルガード9の接種(自費)をお勧めいたします。男性でシルガード9をご希望の方には接種を行いますが、本ワクチンの副反応のため健康被害が生じても、PMDA(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構)による金銭的補償救済の対象となりません(副作用に対する治療に対しては、通常通りに保険診療をうけることができますのでご安心くださいませ)。

 

 ワクチンについての詳細は、VPDホームページをご覧ください。

 

接種年齢・回数・自費の場合の接種料金

 9歳になれば接種可能ですが、小学6年生~高校1年生の女子が、9価ワクチン(ガーダシル)を公費(無料)でうけることができます。1997年4月2日生まれ~2009年4月1日生まれの未接種の女性もキャッチアップ接種として、公費(無料)で接種が可能です(2022年4月~2025年3月まで)。

 対象年齢以外の女性の方や男性も接種を強くお勧めいたしますが、自費負担が必要です。

 

 尚、当院は20歳未満の方への接種を行っております。20歳以上の人は内科医院、産婦人科医院にご相談ください。

 

ワクチンの接種回数はいずれも3回です。途中から4価→9価へと変更することも可能です。
(2回接種でも抗体価が高く上昇するため、今後接種回数を2回に減らすかどうかも検討中のようです。)

 ↓

接種回数

1回目接種が9歳~14歳の人・・・2回

1回目接種が15歳以上の人・・・3回

となりました(2023年4/17)。

 

 

自費の場合の接種料金

  ガーダシル(税込1回18000円)

  シルガード9(税込1回32000円)

  4価(ガーダシル) 9価(シルガード9)
小学6年生~高校1年生 女子 公費(無料) 公費(無料)
高校2年生~(キャッチアップ接種以外) 女子 自費(18000円) 自費(32000円)
平成9年4月2日~平成18年4月1日生まれ 女子
(キャッチアップ接種)
公費(無料) 公費(無料)
小学6年生~ 男子 自費(18000円) 無認可-自費(32000円)

(金額は税込、1回あたりの値段です。)

 

予約

 web予約か電話予約(0852-61-0905)でお願い致します。2023年4月1日から予約開始いたします。

 事前連絡がない限り、9価ワクチンの接種を行います。4価ワクチン(ガーダシル)をご希望の場合には、事前に必ず連絡をいただきますよう、お願いいたします。尚、納入価格が高額ですのでキャンセルはできません(日時の変更は可能です)。慎重にご検討下さいますようお願い致します。 ※9価ワクチン(シルガード9)はキャンセル可能です。

 

予診表

シルガード9(9価)

 公費接種の人(小6~高1女子)は、ご自宅に届いた予診票をご利用ください。

 任意接種の人は、以下説明文・予診票をダウンロードしてご使用ください。

 

 

2023年03月19日