2024年10月から肺炎球菌ワクチンの変更のお知らせ

肺炎球菌ワクチンが15価ワクチンから20価ワクチンに変わります 。 

 肺炎球菌の中にもいろいろ種類があります。これまで13種類に対応していたワクチンが、2024年4月から15種類に増え、これが10月からさらに5種類増えた20種類に対応するものになりました。単純に効果がよくなります。

 副作用は13種類のものと同等で、効果がアップします。肺炎球菌は髄膜炎などの侵襲性肺炎球菌感染症を起こす細菌で、危険度の高い病原体ですので、すこしでも多くの種類に効くものになるのはとてもいいことです。65歳以上の高齢者の方の接種方法もそれに伴い指針の改定があります。

 当院では肺炎球菌ワクチンは生後2か月,3か月,4ヵ月,1歳1か月,の合計4回を接種していますが、この途中からでも20価に変更となります。1歳以上で接種される場合、1回の接種でも増えた種類の分に対しての抗体はある程度上昇するため、4回目のみ20価ワクチンとなっても効果が出ますのでご安心ください(特殊な持病がない限り自費で5回目、6回目と接種する必要はありません)。予診票はお手持ちのものがそのまま使用できます。

2024年10月01日